沼島“神宮寺”の書院から築山式枯山水庭園を見る
沼島は、瀬戸内海の淡路島灘の沖合約4.6㎞の位置にあり、中央構造線(英Median Tectonic Line:西南日本を九州東部から関東へ横断する世界第一級の断層)が走っており、兵庫県では唯一外帯が見られるところで、全島が結晶片岩からできている。
神宮寺庭園は、沼島八幡神社の北隣にあり境の傾斜地を利用して築山とし、岩盤も生かした作庭で、本堂の裏庭、書院の東庭となった「築山式枯山水庭園」である。
主景は、枯滝石組で斜石を中心とした鋭い石組の組み合わせが本庭園の最大の見所となっている。板状の緑色片岩を「人」字形に連続して組むという手法で、力学的にも道理にかない、しかも心理的にも安定性のある石組であると解説している。
(参考文献:西 桂著 ひょうごの庭園)
撮影:龍燈山金剛院神宮寺(高野山真言宗)南あわじ市沼島
Albums: 淡路島の史跡名刹を巡る
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皆様見ていただき、お気に入り☆ありがとうございます。10-21-2023 21:48 islandscape (5)
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