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飛騨高山産トウモロコシの冷やしらーめん@海老丸らーめん・千代田区神保町

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写真: 飛騨高山産トウモロコシの冷やしらーめん@海老丸らーめん・千代田区神保町

写真: 帆立リゾット@海老丸らーめん・千代田区神保町 写真: ねぎトロご飯@田なか東池袋本店・豊島区大塚

海老丸らーめん
  千代田区西神田2-1-13 十勝ビル1階

 店主さんの故郷である飛騨高山産のトウモロコシを用いた限定メニューで、この日から提供が始まった。お店に着くとお客は八分ほどの入りで、単独の女性客が1/3ほどと多かったのが目についた。券売機はなく、案内された席に着いた時にオーダーし、退店時に支払うシステム。お目当ての標記メニューを1500円はちょっと高いなと思いつつお願いすると、麺を食べ終わった後のためにリゾットやご飯、バケット等を勧められた。この時、目の前の厨房にいた店主さんらしき方が「専用のリゾットを用意してあるので是非に」と強力にプッシュしてきた。フレンチとラーメンの融合をテーマに掲げるお店で、今後こういうお店には滅多に行かないだろうと思い、また、ラーメン店で本格的なリゾットというのも超レアなので、専用という帆立リゾットも頼んだ。こちらも400円と値が張る。
 麺はほぼストレートの中細。九州のトンコツラーメンのような低加水麺を硬めに茹でた上で冷水で締めてあるため歯が入っていかず、噛んでもつぶれて変形するだけ。これまでの冷たい麺は強い弾力があるものが多かったが、こちらは弾力など無く、ひたすら奥歯で押しつぶして薄くしていく感じだ。噛み切ることも難しいため、いつものようにズズーっとすすると口の中に麺があふれてしまうので、上品に少量ずつをよく噛んで食べていくしかない。スープは、コンソメとコーンポタージュを混ぜ合わせたような粘度、味わいで、トウモロコシの風味と甘みがはっきりと感じられる一方で、ラーメンスープらしさもちゃんとある。このあたりは店主さんの腕と長年の経験がなせる業だろう。また、果実酢か何かで優しくてほのかな酸味を加えて、トウモロコシの甘さばかりが目立たないようにしてあるのも素晴らしい。さらに、具材を盛り付ける前に、麺の上に粉チーズとオリーブオイルが振りかけてあり、これらの風味が食べ慣れたパスタ料理=麺料理を思い起こしてくれる。具材は表面を炙ったうまうまなホタテ、しっとり軟らかな多分低温調理の鶏ムネチャーシュー、グリーンキウイ1切れに彩りのレッドソレルのベビーリーフ、薬味としてみじん切りの紫タマネギ。
 独特の食感の麺に戸惑いながらも140g程度と思われる麺と具材を食べ切った。周りに気を配ると、多くのお客さんがこのメニューを頼んでいるようで、女性はこれ単品の方ばかりのようだったが、男性はリゾットを併せて頼んでいる人が多いようだ。そのリゾットのためにスープはあまり飲まずに残しておいた。

・お気に入り度:〇+

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