眠る木霊、藻岩山初夏
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札幌藻岩山登山道、山頂と馬の背の間に彼はいる。
晩秋の夕暮れ時、日も消えた下山中、彼はいきなりその姿を現した。
猛々しく怒っているのか、激しく泣きじゃくっているのか、
叫び声をあげながら、いまにも歩き出しそうである。
登っているときには気づかなかったのに、
夏の間は気づかなかったのに。
初夏、それは同じ木なのに、ぐーぐー眠っているような優しい表情に見える。
この精霊も８年前、森を吹き抜けた災禍により生まれた。
てっぺんのガイシがチャームポイント。
いつの時代に付けられたガイシなのだろうか？
2012年初夏
Canon IXY 32S; P-mode:露出補正+2/3; 最大画素より半分に縮小
http://photozou.jp/photo/photo_only/2555464/138209619#sizes_cc_navigation
シャープネスを弱めなかったために、ディテールが損なわれているのが残念。
緑がかっているが、これも、もともとこういう色。
2010年晩秋 http://photozou.jp/photo/photo_only/2555464/138209603#sizes_cc_navigation
2013年２月 http://photozou.jp/photo/photo_only/2555464/169056432#sizes_cc_navigation
2013年初夏 http://photozou.jp/photo/photo_only/2555464/179929590#sizes_cc_navigation
アルバム: 札幌の空
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