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アバド&ベルリン・フィル / ベートーヴェン:交響曲全集(DVD分売)

アバドとBPOによる映像版ベートーヴェン全集。ベーレンライター新校訂譜の採用などで話題を呼んだこの全集は、2000年の第9番でスタートしましたが、ほどなくアバドが病に倒れたため、一時は完成を不安視されてさえいましたが、幸いにもアバドが復調、2001年の2月に、他の作品をローマで一気に収録したものです。
 事大主義的なものものしさを捨てた俊敏、明快なベートーヴェン像を提示するこの演奏、ラトル&ウィーン・フィルのCD録音と並んで現代のベートーヴェン演奏を考えるうえで無視できないものと絶賛を受けています。ひと昔前の演奏とは響きの印象がまったく異なる演奏だけに、オーケストラの楽器配置や編成を実際に見ることができる映像ソフトの効能は絶大です。

ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.1
・交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
・交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

収録:
2001年2月5日、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院[第3番]
2000年5月1日、ベルリン、フィルハーモニーザール[第9番]
カラー(16×9) 122分
リニアPCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1


1999年から2000年にかけて集中的にセッション収録され、2000年の秋に発売されたアバド&ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集は、20世紀の最後を飾るベートーヴェン全集として世界的に高い評価を獲得しましたが、アバド自身は、第1番から第8番についてはセッション録音だったため、コンサートでの演奏のほうを気に入っていたのだとか。
 DVDではすでに発売済みのこのライヴでの全集チクルスは、旧盤の全集収録完了と同じ2000年5月におこなわれた第9番のコンサートでスタートしましたが、ほどなくアバドが病に倒れたため、一時は完成を不安視さえされるものの、幸いにもアバドが復調、2001年の2月に、他の作品をローマのコンサートで一気にとりあげて無事収録したというものです。
 今回登場するのは、第1番から第8番については、その映像作品用としての演奏をCD化したというもので、ドイツ・グラモフォンが、ベルリン・フィル及びユーロアーツの許諾を得てリリースに漕ぎ着けました。
 CD化にあたっては、ドイツ・グラモフォンの技術によって新たなマスタリングがおこなわれ、DVDの音声トラックを大きく上回る音質を実現しているということです。
 なお、第9番については、アバド自身が旧盤の演奏を気に入っているということで、ここでも同じものが使用されています。旧全集をお持ちの方は第九は重複ということになってしまいますが、これがアバドの考えるベストの全集だということです。

・交響曲第1番ハ長調 op.21
・交響曲第2番ニ長調 op.36
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
・交響曲第4番変ロ長調 op.60
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
・交響曲第7番イ長調 op.92
・交響曲第8番ヘ長調 op.93
 以上、2001年2月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院

・交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)
 ヴィオレッタ・ウルマーナ(メゾ・ソプラノ)
 トーマス・モーザー(テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(バス)
 スウェーデン放送合唱団
 エリク・エリクソン室内合唱団
 2000年5月、ベルリン、フィルハーモニー

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

アルバム: 公開

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